
江戸時代から受け継がれている日本の伝統芸能、歌舞伎。
今回は、そんな歌舞伎にまつわる銅像・スポットを巡る、おすすめ散歩コースをご紹介します。
歌舞伎にまつわる銅像の設置場所とおすすめルート
※記事の最後にGoogle Mapを載せてあるので、そちらも合わせてご覧ください。
- 九代目市川團十郎像(暫像)
- 勧進帳の弁慶像
- 江戸歌舞伎発祥の地
- 歌舞伎座
銅像だけでは少し寂しいので、歌舞伎座(観光)もコースに入れました。
所要時間は、全て徒歩で巡ると1時間35分、途中電車を利用すれば1時間ほどなので、結構良い運動になります。

①九代目市川團十郎像(暫像)
まずは、浅草寺の裏手にある、「九代目市川團十郎像」から。
※九代目市川團十郞は明治時代に活躍した歌舞伎役者さんです。今の團十郎(有名な元海老蔵さん)は十三代目なので、かなり前のお師匠さんということになります。
大正時代に建てられたものの、一度は太平洋戦争時に金属として供出されましたが、十二代目市川團十郎の襲名時に復元されたそうです。
この像は歌舞伎の有名な演目「暫」で「にらみ」をきかせている場面を切り取ったもので、かなり迫力があります。
②勧進帳の弁慶像
続いては、人形町エリアの明治座近くにある「勧進帳の弁慶像」。
歌舞伎の人気演目「勧進帳」の主役である武蔵坊弁慶(源義経の家来)が右手に勧進帳を持って睨みをきかせています。
江戸歌舞伎三座のうち、中村座と市川座がこのエリアにあった縁で、この像が建てられたそうです。

\「勧進帳」がどんな話か気になる方はこちら/
③江戸歌舞伎発祥の地
お次は、「江戸歌舞伎発祥の地」の石碑。
歌舞伎は京都の出雲阿国が創始した「かぶき踊」が起源ですが、様々な変化を経て誕生した江戸歌舞伎が、今に受け継がれています。
そんな江戸歌舞伎は、1624年に今の日本橋と京橋の辺りで猿若中村勘三郎が「中村座」を開いたことが始まり。
この石碑は、そのことを記念して昭和時代に建てられたものです。
④歌舞伎座
歌舞伎にまつわる銅像を巡った後は、東銀座にある「歌舞伎座」でぜひ観劇を。
「歌舞伎座」の中には、無料で見られる見学エリアがあるので、歌舞伎のチケットを持っていなくても、十分楽しめると思います。

歌舞伎座の無料見学エリア
様々な展示物
歌舞伎の歴史や特徴、歴代の役者さんのことが学べるパネルがいくつもありました。
羽子板
昔は、歌舞伎の人気スターが挿絵として描かれていたそうです。
顔出し看板
これは何の演目だろう?女形であることは間違いないのですが…
庭園
晴れている日はとっても気持ち良いです。お水は、1階の売店で購入しました。
歌舞伎座売店のおすすめ土産
歌舞伎座のぱん(850円)
こちらは歌舞伎座限定のパン!賞味期限も長いので、お土産にぴったりです。
雷おこし(750円)
東京土産の定番と言えば、昔も今も雷おこし。歌舞伎座限定のパッケージが可愛いですね。
歌舞伎座について熱く紹介してしまいましたが…様々な楽しみ方ができるので、ぜひお散歩の締めくくりに立ち寄ってみてください。
歌舞伎銅像散歩におすすめのランチ
日本橋蛎殻町 さくり
ロースかつ丼(2,300円)
サクサクのカツにとろとろの卵が乗った、卵でとじない進化系かつ丼です。(→詳細はこちら)
人形町エリアにあるので、お散歩のついでにいかがでしょうか。
店舗詳細はこちら→食べログへ

というわけで、この記事では歌舞伎にまつわる銅像・スポットを巡るお散歩コースをご紹介しました。
休日のお散歩にぜひどうぞ!