
「夏草や兵どもが夢の跡」など数々の素晴らしい俳句を残した人物、松尾芭蕉。
そんな彼は俳句を詠みながら日本各地を巡る『奥の細道』をしたことでも有名ですが、実はこの旅は「千住といふ所」から出発されたと言われています。
ゆえに、千住エリアには松尾芭蕉にまつわるスポットがたくさん!
というわけで、今回は松尾芭蕉の銅像やゆかりのスポットを巡る、おすすめ散歩コースをご紹介します。
「松尾芭蕉」銅像の設置場所とおすすめルート
※記事の最後にGoogle Mapを載せてあるので、そちらも合わせてご覧ください。
今回は、銅像だけでは少し寂しいと思い、松尾芭蕉にまつわるスポットも合わせて巡るコースとしました。
所要時間は33分ほどなので、お散歩にちょうど良いルートです。

①松尾芭蕉像
まずは、南千住駅前にある「松尾芭蕉像」からスタート!
俳句を詠んでいる瞬間を捉えたような佇まいで、キリっとしたお顔が特徴的です。
②芭蕉句碑
続いては、素戔雄神社の境内にある、こちらの句碑。
かわいいおみくじがあることでも有名な神社ですが、実は奥の方に、松尾芭蕉の句碑が置かれていたのです。
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境内には、献句もありました。
地域の方に愛されているのがよく分かりますね。
また、千住大橋を模した橋も必見スポットです。
③奥の細道 矢立初めの地
千住大橋を渡ってすぐの大橋公園に、矢立初めの地を表す史跡があります。
矢立初めの地とは、「初めて句を詠んだ場所」という意味。
つまり、松尾芭蕉はこの場所から『奥の細道』を始めたということです。
近くには、『奥の細道』マップがあり、松尾芭蕉の軌跡をたどることができるようになっていました。
また、河川敷(千住大橋の下)には、こんな壁画もありましたよ。
④芭蕉像(千住宿奥の細道プチテラス)
足立市場の目の前には、「千住宿奥の細道プチテラス」というちょっとした休憩スポットがあり、そこにも松尾芭蕉の銅像が置かれています。
こちらがその銅像。
南千住駅前のものとは、お顔がずいぶん違うような…
それはさておき、このスポットには句碑もありました。
これは、『奥の細道』を始める前に、自身を白魚に、千住まで見送りに来た弟子たちを鮎の子に見立てて詠んだ句だと言われています。
別れをさみしく思いつつも新たな旅立ちへの決意を固めた芭蕉の心が感じられますね。
⑤松尾芭蕉木工像
最後は、北千住駅からほど近い場所にある「足立成和信用金庫」前の木像。
かなり精巧な造りで、今にも動き出しそうな像です。

さて、今回のお散歩で立ち寄るスポットは以上です!
せっかくお散歩するなら、美味しいランチも合わせて楽しみたいと思うので、最後にこのエリアのおすすめランチをご紹介します。
千住エリアのおすすめランチ
市場めし とくだ屋
まぐろ希少部位丼(1,800円)
マグロの脳天・ホホ肉・あご肉の3種が乗った贅沢な丼です。(詳しくはこちら)
このお店は足立市場の中にあるので、お散歩の途中に立ち寄りやすいですよ。

というわけで、この記事では松尾芭蕉の銅像とゆかりのスポットを巡るお散歩コースをご紹介しました。
休日のお散歩にいかがでしょうか?