ブロガーのための開業届の書き方

確定申告

ブロガー、noteクリエイターの開業届の書き方【初めての青色申告①】

ブログ運営とnoteで記事販売をしているめりこです。備忘録として確定申告のやり方をまとめています。

noteで記事を販売し始めて、早3年(ブログを始めて約1年)。

当初は会社員だったので、うやむやにしていたのですが、ようやく「開業届」を出し、個人事業主となりました。

というわけで、この記事では初心者ブロガーの私が開業届をどのように作成・提出したかを記しておこうと思います。

「ブログやnoteで収入を得ているけど開業届は出すべき?」「職業欄の書き方が分からない!」とお悩みの方のお役に立てれば幸いです。

この記事は、あくまで筆者個人の経験に基づく内容で、正確性を保証するものではありません。参考にされる場合は自己責任でお願いいたします。

収入は少なくても、開業届は出すべき!

開業届とは、個人が新たに事業所得、不動産所得等が発生する事業を始めたときに、税務署に届け出るための書類のことです。

本来は事業を始めて1か月以内に提出するのが原則ですが、遅れてもペナルティはありませんし、提出しなかったからと言って困ることはありません。

ゆえに、ブロガーさんや個人事業主の方で、開業届を出していない方は意外と多いようです。

故意に出さないというよりは、提出すべきものだということを知らない方が多いのかなと思いますが…

私も別件で税務署に質問した際に「開業届を出した方が良いですよ」と言われ、初めてその存在を知りました。

ただし、開業届を出すことで若干のデメリット(とも考えられること)もあります。

以下に私の考えるメリット・デメリットを記しますので参考にしてみてください。

開業届を出すことで得られるメリット

・事業が公的に認知される
・屋号付きの事業用口座を開設できるようになる
・補助金や助成金の申請ができるようになる
・青色申告を受けられるようになる
・小規模企業共済に加入できるようになる

開業届を出すことで生じるデメリット

・配偶者の扶養に入っている場合、組合によっては扶養から外れる場合がある
・会社を退職して開業する場合、失業保険は受け取れない

先にも述べた通り、開業届は事業を始めたら提出するものなので、どうしても開業届を出せない理由がない限りは、今すぐに開業届の作成を始めましょう。

開業届の入手・提出方法は?

開業届は、最寄りの税務署で直接受け取るか、国税庁のHPでダウンロードすることで入手が可能です。

あとは、必要事項を記入して、税務署に持参するか、郵送もしくは時間外収受箱に投函すれば提出は完了。

また、e-Taxを利用してオンライン上で入手・作成・提出する方法もあります。

詳しくは国税庁またはe-taxのHPでご確認ください。

ちなみに、私は1人で開業届を作成する自信がなかったので、「freee開業」を利用しました。

\詳しくはこちら/

必要事項をポチポチと入力するだけで、開業届が作成・提出でき、「本当にこれだけでいいの?」と思うくらい簡単でしたよ。(しかも無料!

さて、ここからは初心者ブロガーである私が開業届をどのように作成・提出したかをご紹介します。

開業届の書き方(ブロガーの場合)

①所轄税務署の名前
開業届を提出する税務署名を記入します。

②開業届を提出する日
原則は事業を開始して1ヶ月以内ですが、遅れてもペナルティはないので、実際に届出を提出する日を記入します。

③納税をする場所の住所
納税地は「住所地」「居住地」「事業所等」から選びます。
私は、自宅でブログを書いているので、自宅(兼事業所)の住所を記入しました。

④氏名、生年月日、個人番号
個人番号とは、マイナンバーのことです。

⑤職業
どのような職業で開業するかを記します。(職業によって税率は異なります。)
私は、ブログ収入以外にnoteで有料記事を販売しているので、「文筆業」としました。

⑥屋号
事業所名(会社名)のことです。これからずっとを使用するので、ベストなものにしたいですね。
もちろん氏名そのままでも構いませんし、屋号がなくても問題はありません。

⑦届出の区分
開業」にチェックします。

⑧所得の種類
該当する事項にチェックします。
私の場合は「事業(農業)所得」にチェックしました。

⑨開業・廃業等日
事業を始めた日を記入します。
ブログを創設した日でも、「ブロガーになるぞ!」と決めた日でも、実際に収入があった日でもOKです。

⑩開業・廃業に伴う届出書の提出の有無
該当する箇所にチェックします。
青色申告をする予定なら、「青色申告承認申請書」欄の「有」にチェックするのをお忘れなく!

⑪事業の概要
具体的な事業内容を記入します。
私は、「Webサイトコンテンツ記事の執筆」としました。

⑫給与等の支払の状況など
従業員を雇用する場合は記入します。

何だか難しそうな項目が並んでいますが、「freee開業」を利用すれば、簡単な質問に答えていくだけで書類が完成し、提出準備が整いました。

※「freee開業」では、「所得税の青色申告承認申請書」も合わせて作成・提出できます。

「青色申告承認申請書」を提出すると、65万円の所得控除が受けられるなどのメリットがあります。ただし、青色申告したい前年の3月15日までに提出が必要です。(詳しくはこちら

開業届の提出は電子申請が圧倒的に楽!

書類の提出方法は、前述の通り、税務署に持参するか郵送、時間外収受箱への投函、またはスマホかPCでの電子申請から選ぶことができます。

とは言っても、税務署に紙ベースで提出する場合は印刷して押印して、その他の必要書類等を用意して…と準備が大変。

ゆえに、おすすめは電子申請(e-tax経由)です。

※PCでの電子申請はマイナンバーカードを読み取るためのICカードリーダーが必要となります。

私はスマホで電子申請しました。必要なアプリをインストールし、手順に沿って進めるだけなので、とにかく簡単でした。

【追記】
電子申請の場合、見落としてはいけないのが「控え」(証明となるもの)です!詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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まとめ

さて、この記事ではブロガー初心者である私がいかにして開業届を作成したかをお届けしました。

一見難しそうな話ですが、上記の通り書類の作成・提出は意外と簡単なので、ちゃっちゃと済ませちゃいましょう!

というわけで、今回の記事は以上です。

晴れて個人事業主となり、青色申告に挑戦することにした私の日々の様子を今後もお伝えしていきます!

→まずは、青色申告会に入会だ!

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