「音楽の都」と呼ばれるオーストリアのウィーンでは、様々な場所でコンサートが開かれ、いつでもどこでも音楽を楽しむことができます。
この記事では、その中で、私が特におすすめしたいカールス教会のコンサートの様子をご紹介します。
これからウィーンに行かれる方、ヨーロッパでコンサートを聴いてみたい方の参考になれば幸いです。
カールス教会とは?
Karlskirche(カールス教会)は、マリア・テレジアの父カール6世の命によって建設された由緒ある教会です。
ウィーンの中心地であるオペラ座や楽友協会からも歩いて行ける距離にあります。
カールス教会完成の3年後、演奏会のためにウィーンに訪れたヴィヴァルディは、この建物に大きな感銘を受けたと言われています。
諸事情により彼は演奏会を行えないまま亡くなりましたが、何百年も経った現在、カールス教会では、ほぼ毎日ヴィヴァルディの作品を主としたコンサートが開催されています。
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カールス教会のコンサートを聴く方法
確実にコンサートに行くためには、事前のチケット予約が必須だと思います。
↓こちらのサイトで簡単に予約ができます。
カールス教会
www.vienna-concert.com
購入時に座席のカテゴリ(1~3)は選ぶことができますが、カテゴリ内の座席は指定することができません。(勝手に割り振られます)
尚、チケット代は座席のカテゴリや公演内容によって異なります。
以下、参考までに私が鑑賞した際の価格を載せておきます。(曲目はヴィヴァルディ「四季」でした)
- カテゴリ1:56ユーロ
- カテゴリ2:47ユーロ
- カテゴリ3:38ユーロ
購入が完了すると、予約確認のメールが送られてくるので、それを印刷して会場に持って行けばOKです。
カールス教会のコンサートの様子
この日の曲目は、ヴィヴァルディの「四季」でした。
私は音楽教員だったので、この曲は飽きるほど聴いていましたが、それでも、「こんなに美しい音楽は初めて」と感動するほど、素晴らしいコンサートでした。
演奏が上手なのはもちろんのこと、とにかく響きが美しいのです。
CDやコンサートホールで聴くのとは全くの別物で、言葉では言い表せないほどの素晴らしい演奏体験となりました。
一緒に行った夫はクラシック音楽に詳しくないのですが、それでも非常に感動したらしく、それからしばらくは通勤時に「四季」を聴いていたそうです。笑
運よく最前列の席で鑑賞することができ、演奏者の息遣いまでもがしっかりと聴こえたことも、感動に拍車をかけたと思います。
また、最後の曲に合わせて、会場内のライトが変わるという演出も良かったです。
(最初の写真と照明が違うのですが、伝わりますか…?)
こんなに感動したコンサートは、わたし史上初めてで、とにかく感動しまくりの70分でした。
日本でこんな体験はめったにできないので、ウィーンに行かれる際にはカールス教会でのコンサートに参加されることをおすすめします。
コンサート後に見た教会の外観(ライトアップ)
というわけで、今回の記事は以上です。
ちなみに、このコンサートに感動しすぎて、それからというもの、ヨーロッパ旅行の際には必ず教会で「四季」を聴くようなりました。
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