東京・下町の絶対外せない観光スポットとおすすめの巡り方、美味しいグルメ情報を紹介する「東京下町散歩」。
記念すべき第1弾は、都内で初めて、国の重要文化的景観に選ばれた、東京都葛飾区の柴又エリアです。
「柴又の観光情報が知りたい」「休日に下町を巡りたい」「昭和レトロを体験したい」という方は参考にしてみてくださいね。
目次
柴又のおすすめ観光ルート
今回私がおすすめするルートはこちら!
柴又エリアは名所がコンパクトにまとまっているので、所要時間はランチやお土産購入等の時間も含め、約3時間ほどです。
柴又を十分満喫できるプランだと思います。
①柴又駅
京成電鉄金町線の柴又駅は、明治32年に帝釈人車鉄道の駅として開業した歴史のある駅で、「関東の駅百選」にも選ばれているそうです。
映画「男はつらいよ」の舞台として特に有名なので、駅構内には映画にまつわる様々な展示があります。
②フーテンの寅像・見送るさくら像
柴又駅前の広場には、地元商店会と観光客の募金によって建てられた、寅さん(渥美清)と、さくら(倍賞千恵子)の像が。
旅立つ寅さんと見送りに来たさくらの切ない別れの様子が表現されています。
フーテンの寅像
この寅さん像の左足を撫でると運気が上がると言われているそうで、多くの観光客が触るせいか、少し剥げて金色になっていました。
見送るさくら像
さくら像の台座には、山田洋次監督による「ある別れ」というシナリオが刻まれています。
ネタばれになるので内容は記載しませんが、読めば、寅さんとさくら像の姿や表情に込められた意味が分かるはずです。
③Pizzeria luna e Dolce
「帝釈天参道で食べ歩くからランチは軽めに…」という方におすすめなのが、Pizzeria luna e Dolce!
実はこのお店、ミシュランのビブグルマンを獲得したこともあるナポリピザの名店なんです。
おすすめメニュー
マルゲリータ(1,200円)
やや厚みのある生地は、外側はサクッと、中はもっちりとした食感で、塩加減がとにかく絶妙。
フレッシュなトマトソースとモッツァレラチーズがたっぷり乗っているので、耳まで美味しくいただけます。
店舗情報はこちら→食べログへ
④甘味処鎌倉
わらびもちドリンク 贅沢苺ヨーグルトS(640円)
2022年10月末にオープンしたわらび餅専門店では、とろっとろのわらび餅や、インスタで流行中のわらびもちドリンクをいただけます。
まろやかな酸味のヨーグルトに、細かくカットされたわらび餅と苺がゴロゴロ入っていて、様々な食感が楽しめます。
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⑤柴又観光案内所
観光マップや各種イベントのチラシが置いてあるので、初めて訪れる方はぜひ立ち寄るべきスポットです。
わずかではありますが、葛飾区の伝統工芸品などお土産も置いてあります。
⑥ハイカラ横丁
昔ながらの佇まいが昭和を感じさせる、ハイカラ横丁。
店内には懐かしの駄菓子やおもちゃが所狭しと並んでいて、奥にはピンボールゲームの体験コーナーもありました。
2階はおもちゃ博物館(入場料200円)となっているそうです。
⑦Tigre(お土産)
トランシェ(246円)
こちらは、かわいらしい焼き菓子と雑貨のお店、ティーグル。
寅さんモチーフのアイシングクッキーや、写真のようなフィナンシェがあるので、かわいい柴又土産をお探しの方におすすめです。
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⑧帝釈天参道(食べ歩き)
柴又帝釈天へと続く200mほどの参道には、老舗の飲食店やお土産屋さんがずらり。
名物の草団子をはじめ、鰻やお煎餅など美味しそうな匂いがあちらこちらから漂ってくるので、思わず立ち寄ってしまうことでしょう。
【い志い】フーテン寅"焼き(240円)
食べログ百名店に選ばれている老舗和菓子店、い志い。
ロールケーキが特に有名だそうですが、私のおすすめは、かわいい寅の焼印が入った柴又らしさ全開のどら焼きです。
もっちりとした生地に上品な甘さの粒あんが入っていて絶品でした。
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【亀屋本舗】草だんご(170円)
柴又名物の草だんごは様々なお店で販売されていますが、こちらは串にささっているので食べ歩きにぴったり。
よもぎの風味が感じられるモチモチのお団子に、たっぷりの粒あんが絡んで、美味しいです。
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⑨柴又帝釈天 題経寺
柴又観光で外せないスポットと言えば、やはり柴又帝釈天 題経寺。
江戸時代に開創された由緒あるお寺で、夏目漱石など文豪の作品にも登場するスポットです。
寅さんおみくじ(200円)もありました!
境内はそこそこ広く、すごく静かでのどかな雰囲気なので、ゆったりと巡るのをおすすめします。
⑩寅さん記念館
館内には映画「男はつらいよ」で実際に使用され、撮影所から移設された「くるまや」のセットをはじめ、作品の魅力がたっぷり詰まった展示がたくさんあります。
また、昭和の街並みを再現した展示も必見!
「いしや~きいも~」など懐かしの音が流れる仕組みもあって、あっという間に昭和の時代にタイムスリップできます。
所要時間は30分~1時間ほどですが、本当に様々な仕掛けがあるのでじっくり見ればもう少し時間がかかるかもしれません。
隣接の山田洋次ミュージアムも、ファンにはたまらない展示が盛りだくさんです。
謎解きイベント等も実施しているので、寅さん好きの方はもちろん、昭和を知らない世代の方でも十分に楽しめると思います。
さらに、寅さんカフェでは寅チーノ(600円)もいただけます!
かわいらしい寅さんのラテアートが楽しめる、心も体も温まる一品です。
他にも様々な飲食メニューの提供や「男はつらいよ」グッズの販売があるので、お好きな方はぜひどうぞ!
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⑪山本亭(休憩)
寅さん記念館から3分ほど歩いたところにあるのが、和洋折衷の大正建築、山本亭。
アメリカの「日本庭園ランキング」で毎年7位以内にランクインし続ける、美しい庭園が魅力の有形文化財です。
参観料100円(寅さん記念館とセットがお得!)で自由に見学できますが、是非とも喫茶スペースでゆったりとお茶を飲んでいただきたい!
抹茶セット(600円)
滝の音や鳥のさえずりを聞きながら美しい庭園を眺める至福のひと時…都会の喧騒では味わえない非日常体験ができますよ。
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⑫矢切の渡し
小説や歌謡曲で有名な、柴又と矢切(千葉県松戸市)を結ぶ江戸川の農民渡船。
寅さん記念館近くの土手を下ったところに乗船場があり、白旗が上がっていれば誰でも乗船可能です。
乗船料は片道200円、往復400円で、所要時間は往復で15分ほど。
江戸川のど真ん中で、ほどよい風と波に揺られながら、波のさざめきや鳥の鳴き声、船頭さんのお話、のどかな風景を楽しめます。
⑬柴又たま屋(お土産)
柴又観光を堪能した後は、駅前のお土産屋さんへ!
葛飾区の特産品や寅さんグッズなど様々な商品が並び、メディアにも出演されたことのある店員さんのおもしろトークに足を止める方も多いようです。
⑭三河屋
今川焼(120円)
帰りの電車を待つ間にぜひ寄って欲しいのが、柴又駅前の三河屋。
安くておいしいグルメが味わえると、多くの観光客や地元の方が訪れる名店です。
さて、この記事では葛飾区・柴又エリアの観光スポットとグルメ情報をお届けしました。
今回ご紹介したスポットは全て徒歩圏内なので、お散歩や食べ歩きを楽しみながら巡ってみてはいかがでしょうか?